BLOG

2025/11/19 22:07

今回は、すこし自己紹介もかねて私がCross your fingers を作った理由について書いてみようと思います。

私がラグビーに魅せられた最初の記憶は社会人リーグのチーム名が企業名そのままだった時代でした。

秩父宮ラグビー場に足繁く通い、芝生の匂い、ぶつかり合う音、風の冷たさ、観客の熱。

そしてその熱をさらに強くしていた“応援する人たちの姿”——

あの景色は、今でも特別なものとして胸に残っています。 


やがて時間が流れ、息子が生まれました。
年少の頃、偶然テレビで観た花園の決勝戦で、
彼は初めての“憧れ”を見つけました。

その日から我が家の週末はラグビー中心に変わり、私の秩父宮通いも
ラグビーに夢中な家族と共に再び始まりました。

母として、ファンとして、
そして“応援する人のひとり”として感じたのは、
選手だけでなく、応援している人たちが本当にキラキラと輝いて見えるということでした。

誰かを想い、祈るような気持ちで試合を見つめる姿。
励ます声、温かい拍手、胸に手を当てながら願う瞬間。
その一つひとつが、美しくて、尊くて、
ラグビーの魅力の一部なんだと気づきました。

そんな時間を重ねるうちに

“心の奥でそっと祈るように身につけられるものがあったら”

という思いが芽生えました。

会場で買う応援グッズを手に声をあげる応援も楽しい。
でもそれとは別に、
静かで深い「がんばれ」の気持ちをそばに置けるもの。

——そんな想いから生まれたのが、

『Cross your fingers』 です。


ブランド名にあえて“ラグビー”という言葉を使わなかったのは、
その願いがとても個人的で、
誰かの心の中でひっそり灯っていてほしいと感じたから。

Cross your fingers は、

「誰かを応援したい気持ち」や「無事でいてほしい願い」をそっと形にするアクセサリーです。

そしてそれは同時に、

ラグビーが好きな大切な人への贈り物としても、気持ちがきちんと伝わるものだと感じています。

試合の日に身につけてもらうのもいい。
遠くから応援するときにそっと触れてもらうのもいい。
「応援してるよ」「Good Luck」という言葉を
自然に手渡せる、小さな証のような存在です。

手に取ってくださる方の想いが、
その先の大切な人へとやさしく届きますように。


Cross your fingers

オーナー 岸 久里子

Online Shopはこちら